ガールズハイパーミュージカル「タイラー!」 - 無名の女優たちの演技を観て学んだこと
こんばんは。昨日の夜に新宿歌舞伎町の長崎ちゃんぽんで晩飯を食べてたら、火災報知器がなり続けるというハプニングに見舞われましたが、淡々と飯を食い続けておりました。どうも、ビビり探検家です。結局誤作動でした(笑)
昨日は、新宿三丁目のシアターブラッツにて舞台を観に行って来ましたよ。
(公演終了後のシアターブラッツ)
初めての経験
今回観に行った舞台は、朝倉薫氏プロデュースのハイパーガールズミュージカル「タイラー!」。1993年にアニメ化されてるそうな。
まず驚いたのがここの三丁目の劇場が予想以上に小さいこと…。キャパもMAX150人くらいしか入れないくらいの地下にある小劇場でした。「地下系」のニオイがぷんぷんしてて、観客の使用するトイレの通路に楽屋の入り口があったり、女優さんに贈られたお花が通路を埋め尽くして通りにくかったりと色々と「どういうことよ!?」と初体験の会場に興味津々でした。
あと、世間にほとんど名が売れていない女優たちの演技はどの程度のクオリティなのか凄く気になりました。あと、どのくらい可愛い子がいるのかも気になりました。不純ですか?すみません。笑
裏切られた
それからキャストのメンバー2人が男の劇中キャラ(※ガールズミュージカルなので、全員女性)になりきり、前説を行うのですが、まぁこれが上手いこと(笑) しかも笑えるポイントまでしっかり用意していたのも良かったです。というか、前説なのに早速キャラの良さが伝わってきて、また男としてしっかり馴染んていたのが素晴らしかった。
この公演は「テラ組」と「ソラ組」でキャストが分かれていて、日によって組が入れ替わりで公演を行うのですが、俺が観に行った「ソラ組」は昨日が初日でした。
初日、ド頭の前説に観客とめちゃくちゃ近い劇場。そこでしっかり自分のペースに持っていける女優の力量に一機に引きずり込まれてしまいました…。いい意味で裏切られました。
彼女たちが教えてくれたこと
そこからの公演は本当に良かったです。というか演技のクオリティめっちゃ高い。まだ、少々の演技の荒さは見られるものの、それも彼女たちの味となって、その魅力に引き込まれました。そして、頑張れ!と思ってきたのでありました…。そう。
今回、MAXでたった150人しか入らない劇場の中で一生懸命に、ガチで、演技する彼女たちを見て、応援したくなる人の気持ちが初めて分かりました。そしてここに、自分の目指す一つの形を見たような気がしてなりません。
彼女たちを見て、「一生懸命であること」「誠実であること」この2つの要素が応援したくなる気持ちを掻き立てたのでは?と思っています。
小さな小劇場で、与えられた役を全力でこなし、それぞれの夢に向かっていく。始まる前にキャストの方のtwitterを見て情報を仕入れていたのですが、大学に通いながらしかも、教職を専攻しながら稽古にも通っている女優さんがいらっしゃることを知りました。その方の演技もその人らしさが役とマッチしていて凄く良かったです。何より、学校終わり次第舞台の稽古を遅くまでこなすというのがどれほど凄いことか…。
舞台の上だけでの評価ではないですが、彼女たちの夢に向かう現状の歩み、そのまさに歩んでいるところを見られたことに感動しました。授業をサボっていた自分が恥ずかしくなりました。ホントに…。笑
何事も一生懸命に取り組み、全力でぶつかって挑戦していくことで誰かの心を動かすんだなと思いましたし、そのパワーは計り知れないですね。
最後に
小さな小劇場の無名の女優さんたちが俺にくれたものはとても大きかったです。
なんと初日だったので写真撮影OKになるっていう。こんな感じの雰囲気でした。(一応分かり辛い画像選んだけど、アップNGだったら事務所の方々ご一報くださいませ。)
既に、出演していた女優さんのTwitterを覗きだして、「拍車がかかり始めたな」と思うも止められそうにありません(笑)なんか、今ならアイドルを応援する人の気持ちが分かる…。ちなみに、帰りにちゃっかりグッズを買って帰ったのでありました。これ、お金に余裕あったら絶対に行けるだけ観に行ったと思うのでタイミングに感謝です。
今HPを見ていたらどうやらDVD化される可能性が出てきた…。絶対に買います。笑
僕も、人生という舞台で一生懸命、誠実に生きようと思いました!