上質な時間、川久保玲さんとの遭遇
Photography: HYPEBEAST
こんにちは。前回の耀司さんとの遭遇に続き、COMME des GARCONSの川久保玲さんに遭遇することができ、非常に嬉しい今日この頃です。
MIYAKE ISSEY展の帰り道
その日は、六本木の国立新美術館で行われているMIYAKE ISSEY展に行き、六本木・西麻布界隈をぷらぷらした後、青山へ。MIYAKE展の余韻に浸りながら三宅さんや山本耀司さん、川久保玲さんの成し遂げていることはやはり凄いなぁと思いながら歩いていました。
そして彼らの発言を思い浮かべながら、「これはこういうことなのかな?」「この世界はどういう風に見えてるのかな?」とか思いつつ、川久保さん怖そうだなぁと思っていました。
耀司さんは本を出していらっしゃるし、メディアでご自身のことなどを語っていらっしゃるので何となく人となりは分かりますが、川久保さんはメディアへの露出がほとんどないのと、インタビュー記事などでの発言から、"固め"で"冷たい"イメージがありました。
そんな人に、もし会って「川久保さん!」ではなく「玲さん!」などと一端の若者が声をかけようものなら、「出直して来なさい。」と言われそうだな(笑)などと信号待ちで一人妄想にふけっておりパッと横を向いたら
ご本人が立ってらっしゃる…
驚きを通り越して冷静でした。耀司さんの時は興奮しましたが、今回は落ち着いてその出で立ちを拝見しました。非常に驚いたのが、写真でよく見る川久保さんの固さや冷たさが全くなく、むしろ可愛らしい方だなぁと思いました。少々伸びかけのボブがグッドでした。
その雰囲気の違い(個人的ですが)から思わず「川久保玲さんですか?」とお声がけしてしまいそうになりましたが、例のごとく僕自身の服がファストファッション…。こんな身なりでお声がけしようものなら
「あなた…出直して来なさい。ファストファッションを着ている人とは分かり合えない。服で人は分かる。それ以上でもそれ以下でもない。」
と言われそうだなと思い(←失礼)、今回は遠慮しておきました。
端正な身のこなしで、柔らかい雰囲気をお持ちでした。サングラスを着けていなかったからでしょうか、あくまで第一印象だけですけどね…。凄く素敵な方でした。
川久保さんは布のポーチのようなものをカバン代わりになさっていたのですが、耀司さんといい、大きなカバンを持っていらっしゃるイメージがない。余計なものは持たないと決めているのかな、なんて思ったり。
川久保さんと喫茶店でお茶でもしながら、「今日もいい天気ですね~」なんて言いながら世間話をしたいなと思いました!またお会いしたいなぁ。