OUT IN JAPAN - LGBT写真展に行ってみて「ストレート」の立場で思ったこと。

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こんばんは。

最近、Twitterのタイムラインにこんなポストが。

ちょうど後輩が原宿のカフェで働いていることを知り、遊びに行く道中で行ってみました。

 

足を運んだ理由

最近、写真を見るのが好きで、レスリーキー氏はどんな写真を撮るのだろう?という興味が大きかったのに加えて、前回の記事にも書きましたが、人種差別のことについて最近調べたばかり。実は、人種差別を調べる中で

www.afpbb.com

 

アメリカのクラブで同性愛者の方々が多数被害にあった記事を目にしていたことを思い出し、この写真展で、セクシャルマイノリティの方々について何かを理解するきっかけになればいいなぁと思い、行ってみることにしました。

僕の周りでは、「自分がLGBTだ」という声は聞かないですが、20人に1人がそうだと言われている昨今、無視できないことの1つですよね。

 

皆、何も変わらない

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photo by:認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ

 

僕は、日常生活の中で、実際にLGBTの方々とお会いする機会がなく、どんな方々なのか全く想像がつかなかったのですが、本当に僕らと同じでした。

テレビで観る、マツコデラックス氏やKABA.ちゃんの様な方々もそうだけど、「実は私....」と言われないと分からない方々ばかりだなぁと思いました。変な話、"見分け方"が分かるという人もいるけれど、僕には分からないです。

でもだからこそ言えないのかぁ?なんて思ったりもして…。こればっかりは本当に当事者に聞いてみないと分からないし、人それぞれですね。「LGBTだから」という理由でひとくくりにしてしまうことだけはしないようにしようと心に決めました。

 

あ、俺だ!

写真展には、僕のようにストレートの人間も多く来場したと思いますが、女装なさっている方やゲイのカップルの方達もいらっしゃいました。

そこである男性のグループが来て「あ!俺の写真ここにあった!!」といって他の方々と笑いあっていたのがとても印象的でした。堂々とおっしゃっていることにも印象を受けたのですが、そこに「時代の変化」を感じたような気がします。

あくまでネットでの調べですが、昔から同性愛者はいたものの、彼らに対する世間の風当たりはとてつもなく強く、その傾向は最近まで残っていたはずです。

 

ですが、2016年という今現在、世界中でセクシャルマイノリティの方々への理解が進み、本当の意味で「多様性を認められつつある」社会となっていると思いますが、僕はその社会になりつつある、まさにその瞬間に立ち会ったような気がします。

 

差別について考えてみる

人種差別の時に学んだのですが、差別という問題を解決するのは本当に難しいです。何故なら、私たちの日常にも潜んでいて、そこにはさまざまな要因が絡み合う。現状、切っても切れない関係にあるようにも思います。

 

当事者ではないので、あくまでテレビ番組でやっている内容や自分がネットで調べたことなどの知識でしか話ができないのですが、日本の性差別においてマジョリティからマイノリティに対して行われる差別がまだまだあるのだろうと思います。

 

ストレート(マジョリティ)がLGBT(マイノリティ)に対して理解を深めていくことが、現状の差別構造を打開する一歩になるのではなかろうか?と思っています。だから、今回、この写真展に足を運んだことで、個人的に差別やセクシャルマイノリティの方々について考えるいい機会になりました。

 

前述したように、"20人に1人がLGBT"ならいずれ、先輩や後輩、友達や仕事仲間などと接する中で遭遇する可能性があるわけで、そのときに自分が日々お世話になっている方々の個性を尊重できる存在であれたら嬉しいなと思うし、そう思う根本的な理由は、「自分にとって大切な方々だから」ということの他にありません。

 

僕は、大切な方々の個性を尊重できるような人間でありたいです。

 

時代の流れは確実に変わっていて、今後更にLGBTの方々への理解が深まっていくと思いますが、大切なのはその時代の流れの中にいる当事者であることだなと。これは全ての事柄に言えると思いますが、「周りに当事者がいないから」という理由で、他人事と思うのではなく、自分のことのように捉えるのが大切ですね。

 

まだまだLGBTの方々への理解は乏しいけど、今後も勉強を続けていきたいと思います。

 

P.S

上記の内容と同じようなことを、会場でお願いされたNHKのインタビューで喋りました。もしかしたら放送されるかもしれません。(・∀・)